危成/成危は月と太陽のような関係
基本的に危成関係において、成は危を導き、エネルギーを与える、太陽のような存在です。
成の支援を受けた危は、月のように輝き、成に感謝し、成を崇拝します。
危の称賛を受けて、成はさらに自信を深めます。
成の人は、二人の関係においても安定した側の存在になります。
「期待効果」が生じやすい関係
教育心理学では「この子は成績が伸びやすい」「この子は才能がある」と言われた子供が、本当に成績が上がったり、才能を伸ばしたりする傾向があるとされています。
この現象を「期待効果」といいます。
相手を心から認め称賛することが、相手の自信を高め、より上へと努力する方向に導くのです。
危成は、この「期待効果」が生じやすい関係です。
危成の相手はお互いを映す鏡です。あなたが相手を愛し、良いところを認め、称賛しつづければ、最後に相手は本当に立派な人になる・・・そんな関係です。良い危成関係は自信を与え、自己実現を可能にし、過去のトラウマさえ癒やします。
良い危成関係を築くポイントは、お互いを許し合う慈悲の心と、包容力でしょう。
危成/成危はよそよそしいのにうまくいく不思議な関係
たとえばカップルの前にトラブルが生じた時、
業胎または安壊の場合、相手の過去を咎めたり責めたりしがちです。
栄親や命なら相手の痛みを思いやり支えようとするでしょう。
友衰なら、ダメージから回復するアイデアを与えてくれるでしょう。
しかし、トラブルの原因を考察し、二度と同じ過ちが起きないよう客観的に考えてくれるのは、危成だけです。
危成で、うまくいっている夫婦には、“親しき仲にも礼儀あり”という言葉があてはまります。
夫婦であるにもかかわらず、なぜか相手がお客であるかのように、お互いを尊敬し合うのです。身内だからといって、相手の領域に土足で踏みこみ、遠慮のない言葉を浴びせるといったことがありません。
初めて危成関係になったときは、この状態にとまどうこともあるかもしれません。しかし、その経験は、「相手を愛し尊敬する」ということが、どのようなことなのか教えてくれるかもしれません。
危成/成危はひとめぼれが多い
危成は、安壊と並んで、一目惚れで始まる恋が多い関係です。そして安壊同様、激しい情熱をともなうことが多いです。
結ばれたあと、ともに日常を過ごし、情熱が消えた関係になったあと、どうなるかはカップル次第といったところでしょう。
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