理由なく突然始まる 安と壊の恋愛
私と夫は中距離安壊の関係。夫が壊で、私が安。
私たちは、高校の同級生だった。でも、学生時代の三年間、一度も話したことがなかった。
私が、夫を意識するようになったのは、突然だった。
卒業後、同窓会であったとき、酔っ払った彼が突然、私をハグしてきた。彼がその日、他の同窓生にしていたのと同じように・・・。
彼が、私を抱きかかえた一瞬間、私の中に、強い安心感がわいた。これが、いわゆる安壊の一目惚れってことなのかもしれない。
突然訪れた 安壊の分離期間
その後、わたしたちは互いに、一緒にいたがるようになった。私がリードすることの方が多かった。でも、彼も、私といると気持ちを動かされると言っていた。
そして、突然、別れた。
なぜなら、彼には、ずっと好きな人がいたから。
普通、安壊のはじめは、いつも片方が他の人に片思いしていたり、他に恋人がいたりするという。
壊の夫がいうには、最初に別れたとき、私に対する未練はなかったという。
でも、安の私は、とても苦しんだ。別れたあと、心の痛みが癒えるまで、三年かかった。一緒にいる時間は長くなかったのに。
彼を気にするようになってから、別れるまで、わずか半年程度の期間だった。
分離期間後の 再会
別れてから5年後、わたし達は、再びめぐりあった。
壊の彼のほうから、私に連絡してきた。
一般的に、壊が安に突然、連絡してくるのは、壊の人生がうまくいってなかったり、気持ちが落ち込んで、思いのままにならないときだという。
安の私の方の感情は、すぐによみがえった。
壊の気持ちは、仕事や家庭の問題に縛り付けられていた。
私は、壊の彼を崇拝してた。毎日、彼をおいかけては、話しかけたり、皮肉ったり、笑ったり、怒ったりと、愛情を示した。
こうした関係を続けながらも、安壊らしい問題も起きた。互いを信じられず疑ったり、誤解したり、はっきりしない状態を尋ねようとしなかったり・・・。
でも、安が壊に従順でありさえすれば、これらが大きな問題になることはないと思う。壊は、黙って安を包容することができる。
安壊の結婚がうまくいくコツ
安壊の結婚生活がうまくいくコツは、ずっと壊に関係をリードさせ続け、安が壊に反抗しないことだ。いわば、壊が、安を、丸呑みするような関係になることだと思う。
安壊は、相手に対して、隠しごとが多くなりがちな関係だと思う。互いに、本当の性質や気持ちを隠している。
でも、真実を知ったあとでも、お互いを受け入れることができる関係でもある。
コミュニケーションがうまくいってる安壊関係では、普段の生活でも、本心が現れる。安も、甘い気分で相手に尽くす。素晴らしい結婚生活になる。
途中でだめになってしまう安壊関係の多くは、壊が自信を持ってリードせず、安が相手の話をあまり聞かない。すると、壊は安心感を失い、相手に言いがかりをつけるような、悪い循環に陥る。
壊が安を信じられない理由
壊は、安に対して、疑いの気持ちを持ち続けやすい。
壊と出会う前の安の人生は、比較的おちついている。ある意味、平凡すぎる生活を送ってる。
そんな安は、壊に対して、他の人に感じたことないオーラを感じる。
壊と出会ってから、安は性格も言動も、かつてと全く違ってしまう。
そのため、壊は、安に対して、「自分を装っているのではないか？嘘があるのではないか？」と疑ってしまう。
「安の相手が自分を好きになった目的は、一体何だろう？」
「どうして突然、自分をすきになったんだろう？」
「どうして、安は突然、自分の身辺に現れたのだろう？」
「どうして、ちょっかいをだしてくるんだろう？」
そんなふうに、感じてしまうのだという。
でも、壊は、安と長く一緒にいるようになると、「結局、自分のことを、とても愛してくれるのだから」と、安が好きなようにするのを容認するようになる。
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