日本と中国の宿曜で大きく違う点のひとつが安壊への解釈です。
中国では、安壊とはどんなものなのでしょう?一般的には以下のように定義されています。
中国における安壊とは?
あなたが安で、従業員、部下に壊の人がいる場合、それは大凶の相性です。壊の人の存在は、あなたの事業を破壊し、あなたの人生を終わらせる可能性があります。社員のために雇用主が損害を受けたケースを調べてみると、大体の場合、その社員は雇用主にとって壊の相性を持つ人です。
逆に、壊の相性の人が上司になった場合、安側になる部下は、決して逆らえません。
一方、結婚の相性としては、安壊は悪いとは限りません。幸せな結婚生活を送っている人は、とても多いです。なぜなら、安壊とは一方が与え、一方が得る関係だからです。
この組み合わせで、もし夫が壊なら、妻は安になります。夫は皇帝、妻は妃のような立場になり、妃は皇帝に逆らうことができません。壊だけが、二人の関係のコントロール権をもちます。これは奥さんは前世で夫に借りがあるので、今世ではよい奥さんになるということなのです。そのため、この夫婦は夫側が気が強く、妻側は温順になる因果なのです。
この夫婦が離婚する場合、壊側が離婚したいとなったら、安側は拒んだり抵抗することはできません。一方、安側から離婚したいとなったら、壊側の同意がない限り、非常に難しくなります。安壊は、強者と弱者がはっきりしている関係なのです。
近距離安壊
中距離安壊
遠距離安壊
日本と中国 安壊の意味はなぜ違う?
日本の宿曜で安壊というと、とにかく凶相性扱いです。ソフトな表現でも「互いに成長する関係」でとどまっていることがほとんどです。しかし、中国では「男女関係においては悪くない。むしろ結婚に向いている相性」とされています。
この差はどこからきているのでしょう?
もしかしたら、日本に宿曜を伝えたのが、お坊さんだったことが大きいかもしれません。今ではお坊さんが結婚するのは当たり前ですが、宿曜を日本に伝えた空海の時代は、僧侶の結婚は禁じられていました。仏門に入った時点で、恋愛や夫婦関係とは縁のない人生になっていたのです。
ですから僧たちは、安壊関係がビジネス面で凶相性である点にのみ注目したのかもしれませんね。
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宿曜:中国における安壊の定義 結婚に向いてるってホント?