あなたが安で、従業員や部下に壊の人がいる場合、それは大凶の相性です。
壊の人の存在はあなたの事業を破壊し、あなたの人生を終わらせる可能性があります。
社員のために雇用主が損害を受けたケースを調べてみると、大体の場合、雇用主にとって壊の相性を持つ従業員です。
逆に壊の相性の人が上司になった場合、安側になる部下は決して逆らえません。
一方、結婚の相性としては、安壊は悪いとは限りません。幸せな結婚生活を送っている人は、とても多いです。
なぜなら、安壊とは一方が与え、一方が得る関係なのです。
この組み合わせで、もし夫が壊なら、妻は安になります。
夫は皇帝、妻は妃のような立場になり、妃は皇帝に逆らうことができません。
壊だけが、二人の関係のコントロール権をもちます。
これは、安側の妻は、前世で壊の夫に借りがあるので、今世では、よい奥さんになるということなのです。
そのため、この夫婦の関係は、夫側が気が強く、妻側は温順になる因果なのです。
この夫婦が離婚する場合、壊側が離婚したいとなったら、安側は拒んだり、抵抗することはできません。
一方、安側から離婚したいとなったら、壊側の同意がない限り、非常に難しくなります。
安壊は、強者と弱者がはっきりしている関係なのです。
近距離安壊
安の人は衣食住の食、住において、壊の人に影響を受けることになります。
近距離安壊で理想的なのは、先生と生徒のような関係です。
古来から、弟子は師に、食と住の世話を受けることになるものだからです。
師弟関係のような間柄において、近距離安壊の関係は、素晴らしいもののひとつでしょう。
中距離安壊
結婚には良い相性です。しかし関係を維持していくには、必ず壊側が強く、安側が弱くなくてはなりません。
遠距離安壊
破壊的になる局面もありうる関係ですが、共に生活する上においては、必ずしも悪い相性ではありません。